
第29回近畿くすのき会総会:(講演:『マルチメッセンジャー観測でさぐる宇宙』常定芳基さん) 第29回近畿くすのき会総会は11月8日(土)、ホテル京阪京橋グランデ7階「かがやきの間」にて開催されました。近畿圏在住のOB、OGをはじめ、多方面からの参加があり、総勢50名の和やかでありながら活気に満ちた総会・懇親会となりました。来賓として樟樹会本部より妹尾次郎会長(昭和55年卒)、今井基博副会長(昭和49年卒)、愛媛県人会から今井康博会長(昭和57年卒、近畿くすのき会副会長)、本校から日野右子校長(昭和59年卒)にご出席いただきました。参加した会員は、卒業年度を越えて交流を広げ、母校の絆を改めて実感しました。 総会は矢野寿常任幹事(昭和58年卒)が司会を務め、曽我浩会長(昭和52年卒)の開会の辞で開幕しました。 曽我会長は、来賓紹介に続き、2026年の選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)の21世紀枠推薦校として、新居浜西高校野球部が愛媛県高野連から推薦されたことに触れ、「もし出場が決まれば、甲子園球場のアルプススタンドから応援したい」と述べました。また、今年から総会案内を郵送と電子メールの2通りで実施したこと、3年前に始まった「愛媛美食探訪クラブ」が10回目の開催を終えたことを報告しました。さらに、講演会の講師紹介にあたり、「今回は生命とともに科学者にとって最後のフロンティアといわれる宇宙をテーマとしており、宇宙の不思議さやロマンを感じ、知的好奇心が満たされる内容になる」との期待を語りました。最後に、今回円卓を一つ埋めるほど集まった平成5年卒の皆さんに、「今後も近畿くすのき会を盛り上げていただきたい」と呼びかけました。 続いて、妹尾樟樹会会長、日野校長が来賓のご祝辞を述べられました。妹尾会長は、この一年間の新居浜市のトピックとして、11月に市長選挙が行われ、愛媛県知事とも懇意にされている古川拓哉氏(47歳)が新市長に選任されたことを紹介し、「より良い町になるだろう」との期待を述べられました。また、関西万博では3台の太鼓台が豪華で勇壮な演技を披露し、来場者に感動を与え、そこでは、新居浜ふるさと観光大使の水樹奈々さんが「ちょおうさじゃ」を熱唱し、この水樹奈々さんが歌う「ちょおうさじゃ」が来年発売予定のベストアルバムに収録されることも紹介されました。さらに、イズミヤ物産展では、「ふるさと応援大使の今井康博さんの協力により、太鼓台の差し上げ演技が披露された」と報告されました。一方、10月の新居浜太鼓祭りでは全54台が出場し、住友グループが「喧嘩祭り」とならないよう強く働きかけており、工場前での演技も取りやめとしたにもかかわらず、残念ながら大江浜では激しいもみ合いが見られたことにも触れられました。最後に、来年3月1日に予定されている卒業式について、50年目の節目として昭和51年卒の皆様をお招きする予定であることを説明されました。 今年創立108年目を迎えた新居浜西高の日野校長は、日ごろのご支援への感謝を述べるとともに、今年で役職定年を迎えるため、校長として最後の年となることが伝えられました。国公立大学や難関大学への進学実績については、直近10年間で昨年に次ぐ2番目の好成績であり、12年ぶりに東京大学への現役合格者も誕生したことが報告されました。部活動については、全校生徒の約9割が参加しており、書道部は「書道パフォーマンスグランプリ」で西四国代表となり、幕張で開催される全国大会に出場予定であることが紹介されました。野球部では、鈴木一宏教諭(昭和58年卒)が阪神甲子園球場において、日本高等学校野球連盟および朝日新聞社から「育成功労賞」を受賞したこと、また21世紀枠推薦校として愛媛県高野連から推薦されたことを報告され、その背景として、「実績はベスト16ではあるものの、松山商業高校を破ったことが評価されたのではないか」と推察されました。「今後、四国代表として、さらには全国2校の推薦枠に選ばれるまでにはまだ長い道のりがある」としつつも、期待を語られました。監督が若手教員に交代し、生徒が主体的に考える「ノーサイン野球」を推進していることも紹介されました。また、学校の魅力づくりの一環として、部活動の活性化を図る愛媛県の「魅Can部(みきゃんぶ)」に「放送部」と「インターアクト部」が指定されたこと、ふるさと納税を活用して資金を集めていることなども伝えられました。推薦入試では、中学校からの推薦が不要となり、40名の定員に対して150名の応募があったことが報告されました。加えて、課題研究や国際交流にも力を入れており、韓国の大学から(西高時代の同級生を通じて)交流のオファーがあったことも紹介されました。 続いて、今井近畿愛媛県人会会長からは、会長就任1年目の目標として、「全国の県人会を含むあらゆる会合に参加し、若者の参加者減少などの共通の課題を解決したい」との思いを語られました。また、愛媛県内各校の同窓会に参加する中で感じられた各校の特色についても触れられました。さらに、この日の懇親会終了後には、ロサンゼルス(カリフォルニア州)で開催される愛媛県人会115周年の会合に、今井氏の会社の社員研修を兼ねて参加する予定であること、同会には数百名が集まる計画であることも紹介されました。最後に、一つの組織だけでは成しえないことも、複数の組織が刺激し合うことで達成できることの大切さを語られました。 議事では、入江智美幹事長(昭和58年卒)から、①令和6年度事業報告、②令和6年度会計決算報告及び監査報告、③令和7年度事業計画、④役員選任の4案件を提案され、原田順子常任幹事(昭和49年卒)が会計報告、水野省三会計監査(昭和49年卒)が監査報告をし、すべて原案通り承認されました。佐々木清一副会長(平成7年卒)の閉会の挨拶で総会を終了しました。 総会に続き、新居浜市出身の大阪公立大学大学院理学研究科教授 常定芳基氏(平成5年卒)には、「マルチメッセンジャー観測でさぐる宇宙」をテーマに講演いただきました。常定氏は、人間の五感に触れながら、宇宙観測技術について一般の聴講者にもわかりやすく解説されました。具体的には、対象物に直接触れる触覚や味覚に対し、離れた場所にあるものを知覚する嗅覚、聴覚、視覚を例に挙げ、宇宙を観察・観測する方法を紹介されました。また、日常で自身が仕事内容を問われた際の会話や、物理学者・大学教員としての自己認識、幼少期から高校時代になりたかった職業、大学教員としての研究以外の仕事内容などについても触れることで、聴講者である同窓生の関心を引きました。さらに、電磁波だけでなく、ニュートリノ、重力波、宇宙線など、宇宙から飛来するあらゆる「メッセンジャー」、すなわちマルチメッセンジャーを観測することで宇宙をとらえる方法について解説されました。約1時間にわたり、熱意あふれる講演をいただき、参加者は深い理解と興味を得ました。(講演の要旨は下の『講演要旨』の部分をクリックして下さい。なお「プログラムを開く」と「ファイルを保存する」の選択を指示される場合は「プログラムを開く」を選択して下さい。 ) 『講演要旨』 続く懇親会は、今井康博近畿くすのき会副会長の開会の辞と乾杯で始まり、樟樹会の今井副会長から来賓挨拶をいただきました。 恒例となりました特別企画、新居浜太鼓祭りのビデオ放映では、笛や太鼓の響きに血が騒ぎ、会場の活気が一層高まりました。また、メインイベントの一つである「参加者インタビュー」では、加藤明美副幹事長(昭和55年卒)が司会、佐々木副会長、白石康平常任幹事(平成5年卒)がインタビュアーを務め、平成、令和卒の初参加者を含む各テーブル代表が、近況報告、同窓会への思いなどを語り、懇親会を盛り上げました。 参加者から寄せられたお土産を景品にした抽選会や西高紹介ビデオの視聴、校歌斉唱もあり、盛りだくさんのプログラムを満喫し、最後は、入江幹事長が閉会の辞を述べ、一丁締めにより盛会のうちに幕を閉じ、恒例の校章マーク入りの「どら焼き」をお土産に散会しました。 次回令和8年の総会・懇親会(講演会:神戸大学大学院医学研究科・医学部 篠原正和氏)は、11月7日(土)、ホテル京阪京橋グランデでの開催を予定しています。

総会参加者全員で撮った記念写真

総会参加者全員で撮った記念写真(2)

総会で開会の辞を述べる曽我浩会長

祝辞を述べる樟樹会の妹尾次郎会長

祝辞を述べる西高の日野右子校長

祝辞を述べる近畿愛媛県人会の今井康博会長

議事を進行する入江智美幹事長

会計報告をする原田順子常任幹事

監査報告をする水野省三会計監査

閉会の辞を述べる佐々木清一副会長

総合司会をする矢野寿常任幹事

総会の様子

総会の様子(2)

講演会で新居浜時代の懐かしい思い出を語る常定芳基氏

講演会で新居浜時代の懐かしい思い出を語る常定芳基氏(2)

講演会で新居浜時代の懐かしい思い出を語る常定芳基氏(3)

講演会で新居浜時代の懐かしい思い出を語る常定芳基氏(4)

講師を紹介する白石康平常任幹事

懇親会で開会の辞を述べる今井康博副会長

再会を祝し乾杯する参加者

来賓挨拶をする樟樹会の今井基博副会長

懇親会の司会をする加藤明美副幹事長

太鼓台動画の説明をする藤田紗八加常任幹事

抽選会の様子

テーブルでの記念撮影1

テーブルでの記念撮影2

テーブルでの記念撮影3

テーブルでの記念撮影4

テーブルでの記念撮影5

テーブルでの記念撮影6

テーブルでの記念撮影7

校歌斉唱する参加者

マイクパフォーマンス1

マイクパフォーマンス2

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マイクパフォーマンス5

マイクパフォーマンス6

マイクパフォーマンス7

マイクパフォーマンス8

マイクパフォーマンス9

マイクパフォーマンス10

閉会の辞を述べる入江智美幹事長